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個別計画

個別計画の目的

その人が設定した目標(ゴール)を達成することに焦点を当てて、その人と支援者(原文:ケースマネージャー、以下同)とが一緒に取り組む行動計画(アジェンダ=予定表)を作りだすこと

個別計画をどのように作成するか

  1. 長期目標には、その人が欲するもの、願望するもの、夢を抱いているもの、切望するものを当てはめるべきでしょう。それらは、ストレングス・アセスメントの希望・願望のたてのラインに書き記されているはずです。
  2. 目標(ゴール)と(取り組む)課題は、具体的で、(取り組んだ結果が)測定可能で、明白に分かるものでなければなりません。また、できる限り、その人自身の言葉(づかい)で書き記すようにします。
  3. 目標(ゴール)は、成功する可能性の高い、より細かな、意味のあるステップに分けるようにします。
  4. それぞれの(取り組む)課題について、達成の目標日時を定めます(「〜し続けること」という継続的な課題は、避けましょう)。通常は、達成の目標日時を1週間以内に設定します。
  5. 目標と課題は、肯定的な表現で書き記すようにします。その人が「行うこと」を書き記すべきで、その人が「しないこと」を書き記すべきではありません。
  6. アセスメントに書き記されたストレングスは、目標(ゴール)や、行動のステップ、(利用する)地域資源などに、活用することができるでしょう。
  7. 支援者は、一般的に利用されている地域資源を活用するようにします(たとえば、地域の余暇サークル、大学の講義など)。それに加えて、その人の目標を達成するために選択肢が増えるのであれば、精神保健福祉の社会資源を活用するのもよいでしょう。
  8. 支援者は、行動のステップと目標計画の達成を助けるために、家族、(精神保健福祉の専門家ではなく)地域住民、友人、パートナー(配偶者)、また(その人が必要とするならば)その他の人を、うまく活用する(巻き込む)ようにします。
  9. 個別計画の短期目標は、適宜、見直し、更新し、変更するようにします。また、実績(達成したこと)は、その人と支援者が出会うたびにお祝いするようにします。
  10. 個別計画が、その人自身のものであることをより実感してもらうために、さまざまな工夫をするとよいでしょう(たとえば、その人自身が書いてみる、その人に最新版のコピーを渡す、計画にサインしてもらう、目標達成のためにストレングスを活用することを提案してみるなど)。

※以上は、Rapp,C.A.,Goscha,R.(2006).The Strengths Model : Case Management with People with Psychiatric Disabilities,Second Edition.Oxford University Press.のTABLE 6.2 Personal Planning(p.143)を私訳したものです。

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